まず、私が最初にネット証券を開設して買った商品はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とiFree NEXT インド株インデックスファンドという投資信託です。この二つは今もずっと毎月積立しています。今はS&P500は2万、インド株は1万です。妻にはeMAXIS Slimのオールカントリー、通称オルカンでの2万積立をお願いしています。
いやーもうちょい会社の年収と副業で資金があれば増やしたいですが年収600万はこのくらいが限界ですね~。最近はこども手当が充実しているとはいえ、上の子は来年から中学生で塾代や下の子のおもちゃやおむつ代など、いろいろ出費が増えてなかなか難しい(´;ω;`)
さて、だいたい新NISAで投資信託を始める場合、S&P500とオルカンの二者択一になっています。どちらも始めるにはうってつけの商品ですがそれぞれ特徴があります。
今回は私が積み立てているS&P500を中心に紹介していきたいと思います。インド株に関してはまた。
S&P500とは?
S&P500(Standard & Poor’s 500)は、アメリカの代表的な株価指数の一つで、ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダック(NASDAQ)に上場している大型株500銘柄で構成されています。
米国市場全体の約80%の時価総額をカバーし、世界中の投資家にとって重要な指標です。
特徴:
- 時価総額加重
- S&P500は時価総額加重指数であり、時価総額(株価 × 発行株数)が大きい企業の影響がより強く反映されます。例えば今はマイクロソフトやアップル、エヌビディア、フェイスブックなどの上位株のリターンに大きく影響されます。
- 構成銘柄の定期的な見直し
- S&P500の採用基準
- S&P500に組み入れられるには、以下の条件を満たす必要があります:
- 米国企業であること
- 時価総額が一定以上(約130億ドル以上)
- 流動性が高い(株式の売買が活発)
- 直近四半期の利益が黒字である
- 株式の大半が公開市場で取引可能である
- これらの基準を満たしていないと、新規採用されず、また基準を満たさなくなると除外されることもあります。
- セクターの分散
- IT、金融、ヘルスケア、エネルギーなど多様な業種が含まれているため、バランスの取れた指数となっています。
- リターンの高さ
- 長期的に見て、S&P500は世界の株式市場の中でも高いリターンを示しており、特に1980年代以降は継続的な上昇傾向。とはいえ、値動きは常にあり、必ずしも毎年リターンがあるわけではない。そこに関しては後述します。
S&P500 vs NASDAQ vs TOPIX
S&P500以外にもアメリカにはNASDAQ、日本ではTOPIX(東証株価指数)といった指数があります。
S&P500とNASDAQ、TOPIXの比較
S&P500とNASDAQ、TOPIXを比較すると、以下のような違いがあります。
指数 | 主な市場 | 構成銘柄数 | 主要セクター | 特徴 |
---|---|---|---|---|
S&P500 | NYSE, NASDAQ | 500 | IT,金融,ヘルスケア | 米国全体を代表する |
NASDAQ | NASDAQ | 約3,000 | IT・ハイテク | ハイテク比率が高く変動が大きい |
TOPIX | 東証プライム市場 | 約2,000 | 自動車,金融,製造業 | 日本市場全体を反映 |
NASDAQはテクノロジー銘柄(Apple, Microsoft, NVIDIAなど)の比率が高く、成長性がある一方でボラティリティも高いです。
一方、TOPIXは日本市場全体の動向を反映しています。S&P500やNASDAQと比べると成長性は低めだが、割安な株が多いです。
S&P500の50年チャート
それでは、S&P500の過去50年間のチャートを作成します。

上のグラフは、S&P500の過去50年間の推移です。
S&P500は長期的にみるとかなりの成長を示しているのがわかります。ただ気を付けていただきたいのが2000年から2013年の間はグラフが上下して元に戻るまで13年あり、この間に積み立ててもリターンはプラマイゼロですΣ( ̄ロ ̄lll) あきらめて途中で積み立てを辞めてしまえばマイナスになる可能性も高いです。しかし、全体的に年月をかければプラスになることは明白ですので時間を味方につけ、積み立てることが大事だと思います。
S&P500とNASDAQの比較チャート

S&P500とTOPIXの比較チャート

上二つのグラフはNASDAQとTOPIXとの比較です。NASDAQはリターンが大きいけれどボラティリティも大きい、TOPIXに至ってはここ10年ほど少しずつ上がってきているかなといったところですね。おそらく円安の理由もかなり大きい。ですが私は日本人で日本に住んでいるので日本株も好きです(`・∀・´)個別で投資しています。そしてそれは今のところマイナスです(;´Д`)
S&P500とオルカン(全世界株式)の比較
では次はS&P500とオルカンの比較をしていきたいと思います。
基本的な違い
指数 | 構成銘柄数 | 主な投資対象 | 特徴 |
---|---|---|---|
S&P500 | 500社 | 米国の大型株 | 米国経済の成長を反映、高リターン |
オルカン(全世界株式) | 約3,000社 | 世界の大型・中型株 | 分散が広く安定しやすい |
S&P500は米国の主要500社に限定されているため、米国市場の動向に大きく依存します。一方、オルカン(全世界株式)は米国、日本、欧州、新興国などの企業も含まれており、より分散が効いた投資が可能です。ただし、現時点でオルカンは約6割米国企業が占めていますのでそこは留意しておいた方がよいです。つまり、パフォーマンスは米株次第のところもなきにしもあらずです。
パフォーマンスの比較(過去20年)
- S&P500:米国の経済成長とテクノロジー企業の発展により、過去20年で高いリターンを実現。
- オルカン:S&P500ほどの成長はないものの、リスク分散の効果で安定性が高い。

どちらを選ぶべきか?
- 成長性を重視するならS&P500
- 米国企業の成長力が高く、テクノロジー銘柄の影響がありつつセクター分散がなされている。
- ただし、米国市場に依存するため、米国経済が停滞すると影響を受ける。
- 安定性を求めるならオルカン
- 1カ国に依存せず、世界全体に分散できるため、リスクが低い。
- ただし、米国以外の国(特に日本や欧州、新興国)の成長がS&P500より遅いため、リターンはやや低くなりがち。
実際の投資戦略
- S&P500 → 長期的にリターンを狙いたい人向け(トータルリターン9~10%)
- オルカン → リスク分散を重視し、安定運用をしたい人向け(トータルリターン6~7%前後)
このような感じでしょうか。実際私はアメリカ企業も日本企業もどちらも好きな企業がありますが、成長性ではデータ上米国企業が上かなと思っていますので金融資産の割合としまして
S&P500の積立と個別株で米株へ65%、日本株は25%、金と、暗号通貨、インド株に10%です。会社の確定拠出型年金も含めているのでざっくりですがこんな感じです。ちなみに妻はオルカンですがこちらはほったらかしで、パスワードを忘れたとかほざいています!(妻は元々金に無頓着、私はオルカン興味なし!のため、妻のポートフォリオはそれが最善とは思う)もうホントに定年退職前にどのくらいになっているか見る感じだと思います。ですが、最終的に妻の資産が一番大きくなっている気がする。。。

最後に誰も興味の無い私のポートフォリオを置いておきます。
この1年弱投資を行い、米株のリターンは20%、日本株は1%、インドは-4%、金、暗号通貨は1%といった具合です。ここ最近は波があれど米株は堅調ですが、それは近年の生成AIブームもあり、そろそろそのバブルも弾けて景気後退に入るのではないかとの話もちらほらあります。
まったく損をしない投資というものはあり得ないと思います。しかし、世界が資本主義で成り立っている限り、企業は成長し全体の株価も上がっていきます。短期で物事を見て売買すればそれは投機、ギャンブルです。私もそれで何度も失敗してきています。ですが長い目で見て株式や投資信託といった資産運用はプラスになる可能性が高いです。それは過去のデータから見て明らかです。いろいろ今後の投資人生でつまづいたり悩んだりすると思いますが、そこで立ち止まらず、壁を乗り越えていけばその先は素晴らしい景色が見られると思い、それを信じて自分の理念に従い、この先もブログを書いていこうと思います。
最後に
今回はS&P500について紹介しました。新NISAでまず悩んでいる方は今回のブログを参考にしていただけたら幸いです。ではまた次回!
※本記事は情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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