いやー来ましたね、4/4米国市場の大暴落。2024/8/5にも日経平均株価が42000円から35000円くらいまで下がりましたが今回は38000円から31000円と同じく7000円ほど下がり、2024年に新NISAが始まってからこの短期間で2回も大暴落が起き、始められた方は『なんでこのタイミングで。。。』と思っている方も多いと思います。そう、私もその一人です(;^ω^)
今回の暴落はトランプ政権下において世界中に相互関税を課したことに起因しています。元々トランプ大統領は当選前から関税を課すと言っていたわけですが、そんなことをしたらドル高、高インフレを招いてアメリカ国民を混乱に招くからするわけはないと市場関係者はじめ、周りはタカをくくっていました。そして就任後から関税をちらつかせる外交を行い、徐々に株価は下がっていきました。そして4/2、トランプ大統領の演説で関税の具体的政策がなされました。直前の情報で10%の関税を課すと聞き、ある程度の免疫を持ちつつあった投資家に、カウンターで24%の関税という名のアッパーカットをトランプは食らわせたのです!これには投資家も狼狽し、見る見るうちに市場は下落して今回の大暴落へとつながっていったわけであります。
このような暴落で私を含めた初心者の投資家はどのように立ち回れば良いのでしょうか。今回は過去の暴落時イベントをもとにチャートを見ながら傾向と対策を考察していきたいと思います。というか私も一緒に勉強していきたいとおもいます(・・;)
しかし暴落っていうのはいきなりですねー。実際にそれまでの値動きとファンダメンタルズである程度予測はできるのかもしれませんが、上昇局面ではまだいけるだろうと強気になり、下落局面ではなぜかすぐもう駄目だ!と悲観的になりがちです。そういった想定外の局面においてどう立ち回れるかがその後の資産形成を大きく左右するターニングポイントになっていくのだと思います。ではこれから過去に学んでいきましょう。
📈 代表的な大暴落まとめ
年代 | イベント名 | 下落率(目安) | ポイント | 回復までの期間 |
---|---|---|---|---|
1929年 | 世界恐慌 | 約-89%(ダウ平均) | 株バブル崩壊+銀行パニック | 約25年(1954年) |
1987年 | ブラックマンデー | -22.6%(1日で)(ダウ平均) | プログラム売買による連鎖安 | 約2年(1989年) |
2000年 | ITバブル崩壊 | 約-78%(NASDAQ) | IT株の過剰期待が崩壊 | 約8年(リーマンショック含めると13年) |
2008年 | リーマンショック | 約-57%(S&P500) | サブプライムローン問題から世界金融危機へ | 約5年(2013年) |
2020年 | コロナショック | 約-34%(S&P500) | パンデミックによる経済活動ストップ | 約5ヶ月(2020年8月) |

世界恐慌からのチャートは見つけられなかったので1987年以降の暴落を見てみましょう。チャートで見ると大した暴落ではないように見えますが、これは現在のS&P500の値と比較しているためです。下落が収まり再び元の値に戻るまでのそれぞれの期間を考えると、2025年いま現在の下落に耐えれるでしょうか。たった数日でもかなりの精神的負担になっている方も多いのではないでしょうか。ここからはどのようにして下落に対応できるか、その対処法を考えていきましょう。
🛠【暴落時にすべき行動】〜傾向と対策〜
① 積み立て続ける(むしろチャンスととらえる)
- 毎月の定期買付(オルカンやS&P500 等)は機械的に続けることで、安値で買える。チャートを見る限り、株価はいつかは戻る。そして分配金再投資の複利効果により多くのトータルリターンを見込める。
- 迷っても止めない。「買えた自分えらい」と思ってOK。SNSは情報量が多く、ノイズになりやすいので見すぎない方がよい。
② 買い増し、分割買いを検討
- 魅力的な株が大きく下がったら、買い増す。しかし一気に買わずに分割して拾う。2番底、3番底の可能性もある。
- たとえば3回に分けて、週や月ごとに買うなど。そのために必ずフルベットせず、現金の余力は残しておく。
③保有銘柄の再点検(リスク管理)
- この企業は今後も10年、20年成長しそうか?長期目線で競争優位性のある銘柄を確認。
- ビジネスモデルが崩れてないならホールド or 買い増し。決して売ってはいけない。
④ 最終手段:「放置」
数ヶ月後、はたまた数年後に見たら「あ、戻ってるやん」ってなることも多い。妻はオルカン2万投資してから自分では一切見ていない(らしい)。暴落1週間後ネット証券開いたら案の定マイナスでしたが、特に気にも留めず。強い。
口座を開いて気が滅入りそうなら、証券口座を開かないのも一つの手です!
⑤ウォーレンバフェットの言葉を読み返す
投資の神様、ウォーレンバフェットはいくつもの投資に関する心構えを残してくれています。暴落時にその言葉を見返すことで冷静に事情と向き合うことができるでしょう。
他人が貪欲になっているときは恐れ、他人が恐れているときは貪欲になれ」
“Be fearful when others are greedy, and be greedy when others are fearful.”
📌 解説:
暴落時は皆が売っている。つまり「他人が恐れている」状態。そこにチャンスがある、ということ。みんながS&P500に投資すれば必ず儲かると思った矢先にこのような暴落。人気がなくなった時こそ、その価値と将来性を客観的に見る視点が重要。ちなみにバフェットは暴落の1ヶ月前にS&P500をすべて売却している。うーん、しゅごい。
「最良の投資期間は“永遠”だ」
“Our favorite holding period is forever.”
📌 解説:
長期保有こそ最大の武器。良い企業は時に暴落しても、最終的に成長し続ける。そのためには人気銘柄や投信の商品だからと飛びつかず、自分で精査したうえで投資をし続ける。
まとめ
ここまで暴落時の対処法をいくつか紹介しましたが、少しは参考になりましたでしょうか。まだまだ不安定な相場が続きますが、目先の状況に左右されずあくまで長期目線でもってその企業や銘柄を分析することで資産形成は成功していくと思います。
私もまだまだ道半ば、というか1年しか経っていません。現在37歳ですのでまだ定年までは最短でも23年あります。できれば資産は子供や孫、下の世代に残していきたいと思っています。ほんで旅行だったりチョット良い寿司とか焼肉をたまに食べれれば満足かな~ってところです。
ちなみに,現在の投資信託の成績は
ファンド名 評価額 評価損益 評価損益率
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 174,079円 -25,935円 -13.00%
iFreeNEXT インド株インデックス 149,415円 -10,603円 -6.60%
現在の投信の成績です。結構マイナスですが、気にせず積み立てていこうと思います。たまに収支報告もしていきたいと思いますので今後ともよろしくお願いします。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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