皆様お久しぶりです、2ヶ月ぶりの投稿になってしまいました。最近は職場の退職などで仕事量が増加し、自宅に戻ってもご飯を食べて風呂に入って子供と遊んでそのまま寝る生活が続き、まともに更新できていませんでした。あとアソシエイトプログラムの審査に何回も落ちてテンション下がっていました。まぁ色々理由はありますが、はい、ハッキリ申しますと怠慢です。
いや~1度やる気スイッチが切れるとなかなか入りづらいですね~。しかしやると決めたからにはまた更新を続けますよー。引き続きよろしくお願いいたします🌞
今回はフィンテック企業を紹介したいと思います。
フィンテックとは
フィンテック(FinTech)は、「Finance(金融)」と「Technology(技術)」を組み合わせた造語で、テクノロジーを活用して金融サービスを効率化・革新することを指します。
キャッシュレス決済やネット銀行、ブロックチェーンによる資産形成などもフィンテックといえます。
その中でも将来性の高いユニコーン企業、ソーファイテクノロジーズを紹介したいと思います。
SoFi Technologies(ソーファイ・テクノロジーズ)について

SoFi Technologies(ソーファイ・テクノロジーズ 以下ソーファイ)は、2011年にスタンフォード大学発で登場し、2021年にSPAC経由でNASDAQに上場した米国フィンテック企業です。 元々は**学生ローンの借り換え(リファイナンス)**を手がけるフィンテックベンチャーとしてスタート。 大学生・卒業生を対象に「学費をクラウドファンディング的に支援する」というユニークな仕組みが話題になりました。
ソーファイはフィンテック企業の中でも独自の特徴を持っていて、単なる決済アプリや証券アプリとは大きく違います。
簡潔にまとめると、特徴は「総合性」と「銀行免許」そして「BaaS(他社への銀行機能提供)」の3つで、単なる「融資会社」から脱却し、銀行+投資+決済+保険を1アプリで提供する統合型プラットフォームで、一つのアプリで複数の金融サービスを管理できる「ワンストップ・プラットフォーム」として急成長しており、ソーファイは自分のアプリ1つですべてが解決する点において他のフィンテック企業とは異なっています。
まさに最高のサービス、日本ではまだ使えないのが惜しい(´;ω;`)
ソーファイの歴史
✅ 2011年
- スタンフォード大学の卒業生4名が創業。
- 最初は**学生ローンの借り換え(リファイナンス)**に特化。
- 仕組みとしては、大学OB/OGが出資者となり、現役学生を支援するコミュニティ型融資から始まった。
✅ 2015年〜2019年:サービス拡大
- 学生ローン事業が急成長。
- 住宅ローン、パーソナルローン、投資(SoFi Invest)、キャッシュマネジメント(SoFi Money)、保険などにサービスを拡大。
- 一つのアプリで完結する「ワンストップ・プラットフォーム」を目指す。
✅ 2020年:経営基盤強化
- Galileo(APIで銀行機能を外販する企業)を約12億ドルで買収。
- 金融インフラを自社利用だけでなく他社向けに外販(BaaS)するモデルに着手。
✅ 2021年:上場
- SPAC(特別買収目的会社)を使い、NASDAQに上場。
- 上場時の企業価値は約85億ドル。
- 上場に合わせてCEOに元Twitter COO、元Goldman SachsパートナーのAnthony Notoを迎え、本格的に経営を刷新。
✅ 2022年:銀行免許取得
- SoFi Bank, N.A.として正式に銀行業務を開始。
- 預金を集め、自社の貸出に回すことが可能になり、コスト低減と利幅拡大を実現。
🧰 サービスと事業モデルの詳細
✅ 個人向けサービス(メインの柱)
① 融資(Lending)
- 学生ローンの借り換え
- パーソナルローン(自由用途)
- 住宅ローン
利用者は低金利で借り換え可能、SoFiは金利差で利益を得る
② 投資(SoFi Invest)
- 株式、ETF、暗号資産の売買
- ロボアドバイザーによる運用
- IPO株への先行投資(条件あり)
他の証券アプリ同様の手数料ビジネス+ユーザー数拡大
③ 預金・決済(SoFi Money → SoFi Checking & Savings)
- 高金利の預金(年利4%超など)
- デビットカード
- 無料送金・決済
銀行免許取得により資金コストを抑えつつ金利を利用者に還元
④ クレジットカード
- 利用に応じてキャッシュバック
- キャッシュバックを投資やローン返済に充当可能
ロイヤルティ効果を高める
⑤ 保険(SoFi Protect)
- 自動車保険・住宅保険・生命保険などを提携先を通じて提供
⑥ 教育・コミュニティ機能
- クレジットスコア管理
- 就職支援、キャリアアドバイス
- 家計管理ツール
コミュニティ要素でユーザーの定着とアップセルを狙う
✅ 法人向けサービス(BaaS)
① Galileo
- 銀行やフィンテックにAPIでカード発行、勘定管理、決済機能を提供
- 独立収益源(2024年には売上の約25%)
② Technisys
- コアバンキングシステムをクラウドで提供
- 金融機関が自社サービスを素早く立ち上げ可能
これらにより、SoFiは「単なる銀行」ではなく「銀行インフラを売る会社」にもなっています。
📊 業績と数字(最新:2024年末時点〜2025年Q1)
✅ 2024年(通期)
- 売上高:約26.7億ドル(前年比37%増)
- 調整後EBITDA:約6.7億ドル
- GAAP純利益:約4.99億ドル(前年は赤字 → 初の黒字化)
- 利益率も改善(営業利益率25.6%)
✅ 2025年Q1(最新)
- 売上高:7.72億ドル(前年同期比+20%)
- 調整後EPS:前年同期比200%増
- 会員数:+80万人増加し1,090万人突破
- プラットフォームアカウント:約1.58億件
✅ 成長見通し(2025年ガイダンス)
- 売上:32〜33億ドル(前年比23〜26%成長見通し)
- 利益も2桁成長を予想
💰 株価推移と投資家評価
- 上場直後:$22前後 → SPACバブルで$28超 → その後下落
- 2022〜23年:金利上昇・株式市場の調整で$4〜$6台まで低迷
- 2024〜25年:業績好調・黒字化達成で上昇基調、現在は**$22台**(2025年7月)

2022年からのチャートになります。金融関連株でもテックの性質も備えているので株価の振れ幅もそれなりにありますが、長期目線で見ていくことが重要ですね。
✅ アナリスト評価(2025年7月時点)
- Barclays, UBS など:Neutral〜Equal Weight、目標株価$15〜$21
- Seeking Alpha:今後3年で株価2倍以上の可能性と強気
- 評価は分かれるが「中長期で黒字化と高成長の両立」がカギ
🧠 経営陣と戦略
CEO:Anthony Noto
- 元Twitter COO
- 元Goldman Sachs アナリスト
- NFL(ナショナルフットボールリーグ) CFOも経験
「金融 × IT × プロダクト経営」のバランスに優れる人物と評されており、今後のソーファイの成長のカギを握る人物に間違いありません😀 Twitter(現X)の経営後にソーファイに携わっているならばその知見を大いに発揮してくれるに違いないです。
✅ 戦略
- ワンストップ金融サービスで顧客の生涯価値(LTV)を拡大
- 銀行免許により預金を活用 → 融資コスト削減
- BaaSで法人向け収益を拡大 → 景気変動の影響を分散
- 新規サービス(少額からの未公開株投資など)で差別化
⚔️ 競合比較
SoFi | Robinhood | Chime | Revolut | |
---|---|---|---|---|
メイン | 融資+銀行+投資+保険 | 株・暗号資産 | 銀行・決済 | 決済・為替・投資 |
銀行免許 | ✔️ | ✖️ | ✖️ | ✖️(英国で電子マネー免許) |
法人向けBaaS | ✔️(Galileo, Technisys) | ✖️ | ✖️ | ✖️ |
黒字化 | 達成 | 部分的 | 未公開 | 部分的 |
SoFiはこの中でもRobinhoodとよく比較されますが、個人向けの幅広さ+銀行免許+BaaSで、差別化が大きいです。何より銀行免許があるところが他のフィンテック企業と大きな差があると思っています。
まとめ
いかがでしょうか。SoFiは「銀行とテクノロジーを融合させた米国の総合型フィンテック企業」です。まだ米国だけでしか取り扱いは出来ませんが、今の調子で地盤を固めて収益性を上げていけば、世界新出、そして更なる企業の成長、株価上昇に繋がっていってほしいです😀
※本記事は情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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