みなさん2025年お疲れ様でした!もう気づけば師走で一年あっという間ですね。子供ができてからさらにその感覚が顕著になっている気がします。
今年はどのような投資ライフを送られたでしょうか。私は5月くらいに下手に売り買いして新NISAの成長投資枠をほぼ使ってしまい、12月まで傍観していました。4月のトランプショックでここぞとばかりに買いまくったおかげでなんとかプラスで終わることができそうです。
その時にマグニフィセント7のひとつであるアルファベットを購入しました。マグ7の中で個別株で購入しているのはアルファベットだけです、4株ですが(-_-;)。ありがたいことにかなり株価も上昇しました。
アルファベットは現在広告収入がメインと言われています。そんななか、他のマグ7やAI企業とどのように立ち回っていくのでしょうか。今回はアルファベットの記事を書いて皆さんと情報を共有できればと思います。

【Alphabet(アルファベット)】Googleの親会社は今後どう成長する?事業内容・AI戦略・株価・GAFAM比較までまとめました
今回は、GAFAMの一角である Alphabet(GOOGL) についてまとめます。
検索やYouTubeといった“生活のど真ん中”にあるサービスを展開している企業ですが、改めて投資の観点から見ると、意外と知られていないポイントも多いです。
この記事では、
- どんな事業で収益を上げているのか
- 今後の成長材料
- 他のGAFAMと比べた時の特徴
- 長期投資としてどう考えるべきか
このあたりを丁寧に整理していきます。
■ Alphabet(アルファベット)とは
Alphabet は2015年に Google の持株会社として設立されました。
現在は検索エンジンを中心に、YouTube、Android、クラウド、AI、自動運転など、多岐にわたる事業を展開しています。
主な収益源
- 検索広告
- YouTube広告
- Google Cloud(GCP)
- その他事業(自動運転Waymoなど)
Google のイメージが強いですが、すでに“巨大テック企業”というより“生活インフラ企業”に近い存在です。
■ Alphabetの主要事業(投資目線で重要な部分)
● 1)検索広告(Google Search)
現在もアルファベットの収益の中心です。
検索キーワードに基づく広告表示は、広告効率が非常に高く、景気が安定していれば強い収益を生み続けます。
ただし広告は景気と連動するため、景気後退局面では成長が鈍りやすい点は注意が必要です。
● 2)YouTube
YouTube は広告だけでなく、
- YouTube Premium
- YouTube Music
- YouTube TV(米国)
などサブスク収入も増えてきています。
TikTokとの競争は続いていますが、
“収益化の幅が広い”という点ではまだYouTubeの優位性が強い印象です。
● 3)Google Cloud(GCP)
AWS・Azureに次ぐ世界3位のクラウド事業で、法人向けの安定収益に成長しています。
アルファベットは広告依存を減らすため、Cloudを第二の柱として育てようとしているため、今後数年の成長に大きく関わってくる部分です。
● 4)Other Bets(Waymoなど)
自動運転の Waymo はまだ赤字ですが、成功した場合のインパクトは非常に大きい事業です。
短期的な利益よりも、長期の技術投資という位置づけが強い分野になります。
私はなにげに今後この事業が株価を左右していくのではないかと思っています。実際日本でも雇用の確保が難しくなっており、遠くない未来にタクシーの自動化が訪れるのではないでしょうか。
■ 今後の展開:Alphabetの成長を左右するテーマ
● 1)生成AI「Gemini」が最大の鍵
現在アルファベットが最も力を入れているのが生成AIです。
Google 検索、YouTube、Android、Cloud まで幅広いサービスにAIを統合し、サービス全体の価値を底上げしようとしています。
特に
- AI検索の広告モデルをどう作るのか
- Microsoft(+OpenAI)との競争にどう対応するか
ここは今後の成長を左右する非常に重要なポイントです。
● 2)世界的な規制リスク
規模の大きさゆえ、独占禁止法やプライバシーなど、規制リスクが常につきまといます。
特にEUの規制強化は株価に影響する場合があるため、長期投資でも注視すべきポイントです。
● 3)広告依存からクラウド・サブスクへ
アルファベットは検索広告に偏った収益構造から、
- Cloud
- YouTubeのサブスク
- AIサービス
などへ収益を分散させようとしています。
この「収益源の多角化」が進むほど、株価の評価が高まりやすくなります。
■ 株価と投資視点について
アルファベットの株価は、GAFAMの中では比較的手が出しやすい部類と言えます。
巨大企業でありながら成長余地も残しており、財務基盤も非常に強固です。
ポイント
- PERはやや高めだが、AIとクラウドの成長期待込み
- キャッシュフローが非常に強く、経営の安定度が高い
- 配当は出していないが、その分Growth投資へ回している
短期的な値動きは広告市場に左右されますが、長期投資では安定した成長が期待できる銘柄だと考えています。
■ GAFAMとの比較
| 企業 | 主力事業 | 特徴 |
|---|---|---|
| Apple | iPhone/サービス | 製品力とエコシステムが圧倒的 |
| Microsoft | Azure/Office | AI×クラウドで企業向けが強い |
| Amazon | AWS/EC | 基盤インフラとしての強さ |
| Meta | SNS広告 | 若年層リーチの強さ。広告依存度は高い |
| Alphabet | 検索広告/YouTube/Cloud | AI時代の“生活インフラ企業”へ転換中 |
アルファベットは「広告会社」というイメージが強いですが、実際には AI とクラウドへ軸足を移しつつある過渡期にあります。
■ GOOGL と GOOG の違い(よく聞かれるポイント)
アルファベットの株には GOOGL と GOOG の2種類があります。
● GOOGL(クラスA株)
- 議決権あり(1株=1票)
- 株主総会で投票できる権利がつく
- 一般的にこちらの方が取引量が多い
● GOOG(クラスC株)
- 議決権なし
- それ以外の権利や値動きはほぼ同じ
● どっちを買うべき?
正直、価格差も小さく基本的にどちらでも問題ありません。
投資家の多くは「気にせず買っている」という印象で、リターンもほぼ変わりません。
議決権を気にする方 → GOOGL
気にしない・安い方でいい → GOOG
という選び方で大丈夫です。私はクラスC株を持っています。
■ まとめ:Alphabetは“長期向けの安定成長株”
総合すると、Alphabet は
- 底堅い広告事業
- 成長余地のあるクラウド
- 将来性のあるAI
- さらにWaymoという“長期のオプション”
こうした複数の強みを持つ企業で、長期投資に向いている銘柄だと感じています。
派手に大きく跳ねるタイプではありませんが、財務安定性と技術力を考えると、GAFAMの中でも“持っていて安心感のある企業”だと思います。
今後もAIがどれだけ収益に結びついていくかを中心に、長く追いかけていきたい企業です。
今年、このブログを見ていただいた方、ありがとうございました。細々と更新していきたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。ではよいお年をお迎えください(^o^)/
※このブログ、記事は投資を推奨するものではありません、あくまで自己判断でお願いします。

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